カメラマンのお仕事、2年目のはなし⑤

「お客様」目線になったり
「みなこ」目線になったり
話が右往左往しているが、言いたいことは同じである。

カメラマン登録サイトに登録したら
お客様が私に届けたいと思ってくれる「感謝」の「対価」も
私がお客様から受け取りたい「価値」の「対価」も
ちゃんと届かないし、ちゃんと受け取れないのである。

数いるカメラマンの中から私を選んでくれて
大切な瞬間の記録を依頼してくれて
私もそれに対して一生懸命にお仕事して
「ありがとう」と言ってもらえる想いが
ちゃんと届かないし、ちゃんと受け取れないなんて

そんな不本意な!となった訳で。
簡単に言えばそれが登録しない理由ではあるのだが…

え?そんなことを長々と…?と思われると
これまた不本意なので、ここで問題です。 ←(笑)

不本意 × なんでなんで × 布石っちゃえ

で、一体何が起こったでしょう?

なんか、あほな子みたいな文章になってるけどwww

正解は「文化を作ることにした」のです。

そもそも、
なんでフォトグラファー検索サイトが出来たのかを考えてみたら
UNIQLOを知っていても、ドゥニームを知らない人が沢山いるからだと思うのです。
世界地図で、日本はすぐに指させるけど、
モロッコ!と言われてすぐにここ!と答えられる人は少ない。

道南で出張撮影してくれるカメラマンを探しても
まずはネットの情報に頼らなきゃならない状況がそもそも悪いし
検索すれば、そりゃ、検索サイトが先に出てきて当たり前である。

そもそも出張撮影サービス自体の認知度を
もっとあげなくてはいけないのだから
そういう意味では、フォトグラファー検索サイトにも
まだまだ頑張っていてもらって良いのだ。
想いが届かない、届いてない状況に相互気付いていなくても
今はまだ仕方がない。

「出張撮影サービス」を文化にするのは私ではない。

既に出張撮影サービスはかなり文化化してきている。
Instagramの投稿しかしていない私に仕事が来ている時点で
情報の早い人は、もう流れに乗っているから、あと少しだろう。

では、私は一体どんな「文化」を作るのか。

簡単に言えば
「出張撮影を個人のフォトグラファーに依頼する文化」を作りたいのである。

各社が社運をかけて作ってくれる(予定の)出張撮影サービスという文化を
根こそぎ乗っ取ろう!という作戦である。

ともすると、ものすごく野望っぽいが、
正確には、そこからこぼれるであろう
「想いをちゃんと伝えたい人」に、ちゃんと「みなこ」が届くようにしたい。
大前提、
お客様もフォトグラファーも、
お互いに「幸せ」な方法が「何」なのかをしっかり伝えていきたい。
そうすれば自然と、
「出張撮影を個人のフォトグラファーに依頼する文化」は
広がっていく気がしてならないのである。

こうして書いてきて
こんな結論が書けるとは思ってもみなかったのだが、
ずいぶんとスッキリした。

そして最後、なによりも重要なのが
これも完全に「布石」だということである。

失敗しても、成功しても
全然どっちでもいい、布石なのである。

「布石」は基本的に、3年くらい先を見越して置くようにしている。
このblogは3年先に、「書くことでお仕事をする」ための布石であるが
同時にというよりも先に「文化つくっちゃえみなこ計画」の布石でもあるという事だ。

その前段階として
とりあえず先にホームページを作った。
作ってすぐに検索にはあがってこないが、
3年くらいかけて、じっくり温めておけば、
気付いたら勝手に検索にも引っかかるようになるだろう。

その間に、出張撮影サービスは今よりもっと文化化されるだろうし、
同じようにその間に、
「みなこ計画」に気付いて賛同してくれるお客様を少しづつ増やしていきたい。

こちらは、供給から需要を生んできた今までの私から少し進んだ、
「需要を広げる」作業である。
大丈夫。
ゼロから1を生んでしまえば、1は100に成り得るのだ。
もう、卵が先でも、鶏が先でも、どちらでもいい。
モロッコはここ!と叫ぶだけである(笑)

 

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