カメラマンのお仕事、はじめました④

現時点で、私が「集客」としてやっている事はInstagramの投稿である。

カメラマンのお仕事をするにあたり、Instagramは必須だろうなぁ…と
とにかくそれっぽいインスタ投稿を当時からずっと続けているのだが、
結果として、蓋をあけたら「投稿」しかしていない。

広告を出した事もないし、地元にポスターなどを貼りだした事もないし
もちろん登録サイトに登録した事もなけりゃ、
ただただ、「投稿」するだけである。
ちなみに、Instagramのフォロワーは現時点で800人もいないし
投稿をしても、「イイね」は100いけば良いほうである。

結果として、それでも全然お仕事になっているのには
きっと前投稿の、「ネットワークが広がってる人とお仕事すれば良いんだ布石」も
生きているからだと思わざるを得ない。

話しを過去に戻すが、
当時の私が
「ネットワーク広い人布石」として声を掛けたのが
あんさんと大野さんである。

当時の2人は
写真こそ撮るものの、大っぴらにお仕事としての活動はしていなかった。
そこに私が「3人で仕事しよう!」といきなり言い出したのだから
2人にとっても、思ってもいなかった方向へ舵取りした瞬間だったのかもしれない。
それでも、本業とカメラマンのダブルワークは、決して珍しいものではない。
自分の時間で
「お仕事として、撮ります!」そう、宣言してもらうだけだ。
そうして私が思ってた以上に簡単に、3人仕事がスタートした。

こんなのが撮りたい。あんなのが撮りたい。
私は基本、あーしたい、こーしたい言うだけの係なのだが
2人がこんな仕事きたよ~と、お仕事に誘ってくれた。
ネットワーク無い人間の私が、2人に還元していた物は何だったのか。
それは2人に聞いてみないとわからないが、
誘ってもらう分だけ、誠実に、そして勤勉にお仕事をした。

と、言いつつも
キャッキャしては頭の中大丈夫?みたいな乙女妄想を口にして、ひゃはっと興奮する
脳内お花畑人間(ちょっとヤバい奴)であることに間違いはない。
撮影に1人くらいそんな人間がいたら、案外便利である。
なんて、自分を正当化してみるのも、たまにはいい。

さて、そんな日々を繰り返すうちに、
気付けば返済分の10,000円に困る月は無くなっていた。
とりあえずの目標だった
欲しい物を「誰かに買ってもらおう」大作戦も
「ネットワーク広い人布石」も
とりあえず「成功」したのである。

そうなると逆に、8,000円ではお仕事したくなくなるのが人間である。

そもそも、8,000円なんて破格の設定なのだから当たり前であるが、
ここでまた、「サービスと価格設定」の適正化問題が再再度浮上してきた。
いい加減に、世の中の相場まで一気に持っていけよ。と言いたいところだが、
こと、自分に関してはものすごーーーく慎重な私である。
せっかく軌道に乗ってきたお仕事がまっさらになってしまっては意味がないし、
何より、怖い。

この恐怖感に何か適切な名前でもつけておきたいくらいだが
単純に、「求められなくなる」という状況が怖いんだと思う。
支払いが出来ないとか、事業失敗だとか、そういうリアルな事に関する恐怖ではなく
みんなに忘れられるとか、必要とされなくなるとか、否定されるようになるとか、
そんな精神世界で、世の中から「不要」と判断されるのが、とにかく怖いのだ。

自己愛は強いが、自己肯定感は低い。

分析するなら、そんなところだろうか。
私は、自分の評価を他者の評価でしか計れない人間なんだろう。
だから、必要以上に頑張るし、詰め込むし、気にするし、「匂い」にも敏感だ。
「こうしなきゃ」「こうならなきゃ」「こうあるべき」「これが普通」「一般常識」
そんな
蓋を開けたら、空っぽな物たちに
いつまで私は縛られていくんだろう…

これは呪縛のような物で
拭っても拭っても、心の底には、底なし沼のように混沌を作る。
埋め立てに成功する事例もあるのかもしれないが、
多分私は成功しない。

でも
ある意味で、それも「私」である。

「私」は「私」であるが故に
「私」は「私」を作り出さない方法も知っている。

そう、必ず、良い方向に思考は巡る。
そんな「私」にしか出来ない事が、たくさんある。
子育ては特に、そんな事の繰り返しだ。

話が脱線するのも
私の特徴であり、良いところである。
(そういう事にしておくw)

8,000円の私、
さて、どんな妥協点を見出したのか
その結果は

つづく。

 

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